おなかブログ
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あんどう消化器内科IBDクリニックのブログです。
最近著名人の方の大腸がんに関するニュースが目立ちますね。特に、40代という若さの俳優さんが直腸がんで亡くなられたというニュース以降、より自分事として心配になられる方が多くなった印象があり、当院にも大腸検査についての問い合わせが増えているように感じます。国立がん研究センターの最新の統計でも、罹患数は男女合わせた全体で1位、死亡数は2位となっており、大腸がんは、「誰でもなり得るがん」と言えるかもしれません。
ただ、日々診療をしていて強く思うのは、「大腸がんほど予防しやすいがんはない」ということです。例えば死亡数が一番多い肺がんに関して言えば、がんになる前の小さな病変はもちろん、ごく初期の肺がんを検診で行われる胸部レントゲン検査で見つけることはかなり困難です。精密検査でCT検査を行えば診断精度はあがりますが、それでもミリ単位の病変を見つけることは難しいと言わざるを得ません。さらに、仮にミリ単位の病変が見つかったとしても、それががんになるものかどうかを正確に診断することはほぼ不可能です。これは、女性に一番多い乳がんや、話題になる膵臓がんなどでも同様です。
その点、大腸は”直接見ることができる臓器”です(しかも何十倍にも拡大して、です😲)。数ミリの小さな病変を見つけることもそれほど難しくはありません。しかも、”見つけたらその場で切除”することもできます。「見つけやすく、(早目であれば)治療もしやすい」、この点においては他のがんと比較しても間違いなく一番だと思います。

大きく見えますが、これで5㎜ぐらいです
ただし、そのためには絶対に避けられない条件があります。それは…、「定期的に大腸カメラを受けていれば」という条件です。「当たり前だろっ😠!!」とつっこまれそうですが、本当に違いは「受けるか受けないか」、それだけなんです。
もちろん、この「大腸カメラを受ける」という行為自体ハードルが高い(と思われている)ということも十分理解できます。特に、まだ検査を受けたことがない方や、過去に検査でつらい思いをされた方にとっては、「なんか怖い」、「恥ずかしい」、「2度と受けたくない」検査だと思います。ただ、検査器具や検査前の下剤(前処置と言います)などは以前と比べて明らかに進歩しており、確実に「検査を受ける方により優しく」なっています。また、以前よりも多くの施設で検査の時に鎮静剤を使用することが可能になっています。後は、適切な技術を持った先生(ゴッドハンドはいりません。普通でいいんです😌)に検査をしてもらえば、イメージされているよりはるかに楽に検査を受けることができます。
ちなみに、過去のブログに私自身の検査に関する考えや、実際に検査を受けたときの感想なども載せています。ご参考まで。
一般的には40代に入ると大腸がん(もしくはそのもととなる大腸ポリープ)ができる確率が上昇してくると言われます。気になる方はお近くの医療機関で是非検査を受けてみて下さい。受ければ受けただけの安心感が得られると思いますよ😄

「受けるか受けないか、それが問題だ…」