大腸カメラ
Colorectal fiber
Colorectal fiber
Colorectal fiber
大腸カメラは正式には下部消化管内視鏡検査といいます。
胃カメラよりやや太い(11.7㎜)ファイバースコープを肛門から挿入し、大腸の一番奥である盲腸(またはその奥にある小腸の一部)まで到達した後、ゆっくり引き抜きながら大腸の中をくまなく観察します。途中ポリープや潰瘍などの病変があれば、色素をかけたり、拡大機能を用いたりしてより詳細に観察します。必要があればカメラの先端から鉗子を出して組織採取(生検)を行い検査に提出します(病理組織検査)。切除が必要なポリープと判断した場合、条件が合えば切除することもできます。
大腸の挿入のしやすさは年齢、性別、体格、腹部手術歴の有無などで大きく変わりますが、盲腸まで挿入するのに約5~10分、抜きながら観察するのに約10~20分程度かかり、合計では30分ぐらいの検査です。
こんな時に大腸カメラをお勧めします
大腸カメラで見つかる主な病気
お食事は夕食までお召し上がりいただけます。(ただし、夕食の時間は遅くとも夜9時までにお済ませください。)
※お食事は3食とも消化の良い物をお召し上がりいただき、繊維の多い物、油分の多い物は避けてください。
寝る前に下剤を飲んでいただきます。
腸の中をきれいにする「腸管洗浄液」を飲んでいただきます。詳しい方法は検査を予約された際にご説明します。
血圧を測定し、当日の体調をお伺いいたします。
準備室で検査着に着替えた後、内視鏡室に移動します。
検査台にあがり横向きに寝ていただきます。
カメラを肛門から入れ、大腸の中を便の流れとは反対方向に、盲腸に到達するまでゆっくりと奥に進めていきます。
腸が長めの方、過去の手術などで癒着がある方は、挿入に時間が掛かったり、痛みが出たりすることがありますので、体の向きを変えながら慎重に挿入します。
盲腸まで到達したら、カメラをゆっくり引き抜きながら観察を行います。
ご希望があれば検査中にモニターを一緒に見ながら説明いたします。疑問点があれば、その場でお聞きいただいても結構です。
ポリープなどの病変があれば詳細に観察し、場合によっては組織を採取し、良性か悪性(がん)か、今後処置が必要か、などを調べます。
切除可能なポリープの場合、内視鏡的切除を行います。切除が難しいポリープや、数が多くて治療に時間がかかるなどの場合は切除を見合わせることもあります。
検査中は、腸の中に空気が入っておなかが張っています。
トイレでガスを出して、おなかの状態が改善したら着替えていただきます。
検査終了後は、モニターで写真を見ながら大腸カメラの検査結果をご説明いたします。
おなか具合や、気分が悪くなければ帰宅していただけます。
鎮静剤を使用した方は、当日車や自転車の運転はできませんのでご注意ください。
1割負担 | 3割負担 | |||
大腸カメラ | 1割負担 | 2,000円程 | 3割負担 | 6,000円程 |
大腸カメラ+病理組織検査 | 1割負担 | 3,000~5,000円程 | 3割負担 | 9,000~15,000円程 |
大腸カメラ+ポリープ切除 +病理組織検査 |
1割負担 | 7,000~10,000円程 | 3割負担 | 20,000~30,000円程 |
※上記はおおよその金額です
※検査前の採血や鎮静剤などの薬剤代は別途かかります。