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IBD

Inflammatory Bowel Disease

IBD

Inflammatory Bowel Disease

IBDとは「炎症性腸疾患」の英語表記であるInflammatory Bowel Diseaseを略したものです。主に、「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」のことをいいます。

一般的に腸とは小腸と大腸のことを指します。
口から食べた食事を生きるためのエネルギーとするために消化、吸収を行ったり(主に小腸)、不要なものを排泄する(主に大腸)などの他に、体内で最大の免疫器官として働くなど、私たちが生きていくうえで非常に重要な臓器です。
この腸に炎症がおきる病気はすべて「炎症性腸疾患=IBD」ということになります。
ただし、食あたりやおなかのかぜと言われるウイルス性胃腸炎、抗生物質や解熱鎮痛剤などでおきる薬剤性腸炎など、原因がはっきりしており一過性に改善するような場合は、通常「IBD」とは呼びません。
「IBD」とは、① 原因がはっきりせず、② 症状の改善と悪化を繰り返すため、③ 長期にわたって治療を継続する必要がある腸の疾患のこと、をさします。
「潰瘍性大腸炎」「クローン病」の他に、「腸管ベーチェット病」や「単純性潰瘍」「好酸球性消化管疾患(好酸球性胃腸炎など)」などがIBDに分類されます。

いずれも症状の再燃と寛解を繰り返す慢性疾患であり、長期にわたる治療が必要となります。また、同じ病気であっても病気の状態は個々で大きく異なるため、それぞれ治療薬も異なってきます。しっかりとした方針に基づいて、病態にあった、オーダーメードの治療をしていく必要があります。