内視鏡内科
Endoscopy
Endoscopy
Endoscopy
胃カメラ、大腸カメラによる検査です。
下の表は1年間にどのようながんにかかられるかを示したものです。
男女計 | |
部位 | 罹患数 |
大腸 | 155,400 |
胃 | 124,100 |
肺 | 122,300 |
乳房(女性) | 92,200 |
前立腺 | 78,500 |
膵臓 | 40,600 |
肝臓 | 37,400 |
悪性リンパ腫 | 34,100 |
男性 | |
部位 | 罹患数 |
大腸 | 89,100 |
胃 | 84,200 |
肺 | 82,700 |
前立腺 | 78,500 |
肝臓 | 24,500 |
腎・尿路 | 21,800 |
膵臓 | 20,800 |
悪性リンパ腫 | 18,500 |
女性 | |
部位 | 罹患数 |
乳房 | 92,200 |
大腸 | 66,300 |
胃 | 39,900 |
肺 | 39,600 |
子宮 | 26,800 |
膵臓 | 19,800 |
悪性リンパ腫 | 15,600 |
皮膚 | 15,000 |
国立がん研究センター がん情報サービス 癌罹患数予測(2019年)より
大腸がん、胃がんが全体および男性で1位・2位、女性でも2位・3位を占めています。
しかし、これらのがんは適切に検査を受けるとことにより、かなりの確率で予防することが可能です。
前がん病変(放置するとがんになりうる病変)は、通常の検診で行われる胃レントゲン検査や便潜血検査で見つけることは困難であり、内視鏡による定期的な検診が望まれます。
(適切な検診の間隔はそれぞれの方で異なります)
胸やけ・のどの詰まり感、吐き気・胃もたれやみぞおちや背中の痛みなどは食道、胃、十二指腸に何らかの異常が起きている可能性があります。また、便秘、下痢などの便通異常、血便・下血などは大腸に病気が見られることが多いです。これらの異常の発見には胃カメラ、大腸カメラが非常に有効です。
胃カメラ検査で発見される主な病気
大腸カメラ検査で発見される主な病気
潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患の治療では内視鏡検査が非常に重要な位置を占めます。治療により症状が落ち着いた状態(寛解状態といいます)になり、採血でも異常が見られない場合でも、病気の活動性が持続していることがあります。このような状態は、ちょっとしたきっかけで容易に悪化(再燃)が見られることがあります。「現在行われている治療が本当に適切かどうか」を判定し、悪化する前に治療を再考するためにも、適切な間隔での内視鏡検査をお勧めします。