おなかブログ

　潰瘍性大腸炎、クローン病などで治療されている方で、一定の条件を満たせば、「特定医療費受給者証」を取得することができます。毎年6月ごろになると更新手続きに必要な診断書の依頼が次々と舞い込みます。個人的にはある意味、”季節の風物詩”みたいな感じになっていますが・・・、今年は少し様子が違います。というのも、「令和2年度の更新申請は不要、受給者証の有効期限を1年間延長」になるようなんです。

更新期間延長について　（厚生労働省からのからの通知です）

https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf16/nanbyoukoushin.html

（兵庫県「特定医療費受給者証の更新手続きについて」のページです。各自治体で対応が違いますので、ご自身で確認をお願いします。）

　診断書目的のみの不要不急な医療機関への受診をなくすことが理由のようですが、恐らく保健所の負担軽減の目的もあるのではと思います。いずれにしても適切な判断だと思います。

　更新の時期になり、「嫌だけどそろそろ検査受けないと…」と思われていた方には朗報（？）かもしれません（もちろん、必要な検査は受けてくださいね）。

　毎年更新のための診断書を書きながら、患者さんの顔を思い浮かべて状態を再確認する、という作業をしていたので、「こんなところにもコロナの影響が…」と、少し複雑な気持ちではあります。

　いつもの日常に戻れるまで、皆さんくれぐれもご自愛ください。