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おなかブログ

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変わるもの、変わらないもの

 

あんどう消化器内科IBDクリニックのブログです。

 

 クリニックを始めてから定期的にブログをアップしています。それまではあまり日々を振り返って文章にするという作業をしたことがなかったため気づかなかったのですが、振り返ると、毎年同じような変化に対して同じように感じながら日々を過ごしているという事がよくわかります。暖かくなったと思ったら寒くなったりが繰り返されることだったり、4月になり新生活が始まりましたね、だったり・・・、毎年同じように起こることに対して同じように感じつつ、でも少しずつ変化しながら1年1年が過ぎていることを改めて気づきます(だからブログのネタがかぶっても仕方がないよね~、ということです😅)

 

 

      でも、時間だけは過ぎていく・・・

 

 


 

 ほとんどの方にはあまり興味はないと思いますが、個人的には少し考えさせられるニュースがありました。

 

「プレドネマ注腸20㎎製造販売中止のご案内」 (杏林製薬ホームページより)

 

 プレドネマ注腸は肛門から注入して使用する、潰瘍性大腸炎の治療薬です。販売開始が2002年9月とのことですので、20年以上の歴史があり、よく使われていたお薬です。潰瘍性大腸炎の治療薬の中で、肛門から注入する薬を総称して「局所製剤」と言います。潰瘍性大腸炎は大腸粘膜の表面に炎症が起きる病気です。そのため、「腫れている場所(大腸)にどれだけ薬を届けられるか」が非常に大事であり、この考え方が治療の基本となります。潰瘍性大腸炎は基本的に、直腸から連続性に奥(口側)に広がる病気ですので、肛門から注入する「局所製剤」は非常に理にかなっていると言えます。また、”腸に対する塗り薬”のようなものですから、内服薬と比べて副作用が少ないというのも大きな特徴です。局所製剤のなかでは比較的使用しやすいこともあり、個人的にもかなりお世話になった薬剤です。

 

 昨今、次々と潰瘍性大腸炎の新薬が登場していますが、そのほとんどが病気の原因に直接作用する、非常に高度かつ複雑な薬剤です(で、高いです)。どれも非常に有効であり、現在の治療に欠かせないものとなっていますが、反面、従来の基本薬による治療が手薄になっているようにも感じます。当然、その時々で治療法は変化していくのである程度は仕方がないことです(どうしても新しいものに目がいっちゃいますしね😅)が、基本の治療をしっかりやることで多くの方が落ち着いた状態に戻せるということも忘れてはいけない事実だと思います。

 

 現在IBDの治療で全盛となっている「生物学的製剤」として、最初に使用が可能となったレミケードの販売開始がちょうど同じ2002年であることも、なにか感慨深いものがあります。

 

 本当によく使っていた薬が無くなるということで、時代の移り変わりを感じた出来事でした(ニッチな話題ですいません🤣)

 

 


 

 

 今年もまた進学や就職など、新生活を迎える時期になりましたね。新しい環境で新生活を送る方たちに聞いてもらいたい一曲です。

 

Stand By Me – Def Leppard

 

 有名曲ですよね。原曲は1961年に発表されたベン・E・キングの楽曲です。シンプルかつ親しみやすいメロディーと、誰もが共感できる歌詞であり、非常にたくさんのカバーがありますが、ここではイギリスの世界的ロックバンドであるDef Leppardのバージョンを紹介します。ボーカルのJoe Elliottによる、原曲に忠実かつ丁寧に歌われる歌声が心にしみる一曲です。

 

When the night has come
夜が来て
and the land is dark
辺りが暗闇に包まれた時
And the moon is the only light will see
闇夜を照らす月の明かりだけが見えるだろう
No, I won’t be afraid, oh I won’t be afraid
僕は恐れない、僕は恐れないよ
Just as long as you stand, Stand by me
君が側で支えてくれる限り

So darling, darling stand by me
だからダーリン、ダーリン、側にいて
Oh, Stand by me
支えて欲しい
Oh, Stand, Stand by me
側にいて
Stand by me
支えて欲しい

 

 

 こちらに引っ越して来られるIBD患者さんの支えになるクリニックになれたら嬉しいです😄

 

 

 

 (やっぱりネタはかぶっちゃうんですよね…😅)

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