おなかブログ
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引き続き、IBDの治療で使われる生物学的製剤についてです。
Q. 生物学的製剤投与中のIBD患者では、新型コロナウイルスの重症化リスクは高くなるのでしょうか?
A.
抗TNFα抗体製剤(レミケード、ヒュミラ、シンポニー など)
抗TNFα抗体製剤投与患者では、結核をはじめとする呼吸器感染症・肺炎のリスクが上昇し、免疫調節薬との併用はそのリスクをさらに高めます。一方、抗TNFα抗体製剤は重症の敗血症患者管理に使用されており、ショック状態になる前に抗TNFα抗体製剤を投与がその後の致死率を減少させるなどの報告があります。IBD患者さんでは抗TNFα抗体製剤投与中の方が最も多いにもかかわらず、抗TNFα抗体製剤単独投与患者の新型コロナウイルスの重症化率は低い傾向があります。しかし、免疫調節薬との併用では重症化率がやや上昇しています。
それ以外の生物学的製剤(ステラーラ、エンタイビオ)
長期投与試験の結果から、ステラーラ、エンタイビオの投与が、呼吸器感染を含む重症感染症リスクを高めるなどの報告はありません。従って、臨床的寛解状態にある患者さんにおいて、これらの薬物の中断を考慮する必要はありません。
現時点では、
との提案がなされています。
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すべてを通じてまとめますと、
ということになるかと思います(かなりざっくりですが💦)
まだまだ不安な日々が続きます。過度に不安になることなく、正しい知識のもと日々暮らしていただければと思います(もちろん、手洗い、うがいはお忘れなく!)