078-926-0331

24時間WEB予約

MENU

おなかブログ

BLOG

炎症性腸疾患診療ガイドライン

明石にある「あんどう消化器内科IBDクリニック」のブログです。

 

 皆様、年末年始はどのように過ごされたでしょうか?多くの方にとって、例年とは違う、ある意味 ”特別” な新年を迎えられたのではと思います。

 ただ、「今年は家でゆっくりしていたから体調が良いです」とおっしゃる方が多く、なんとも複雑な気分です(「どこも行けないかったから太った」という方も多いですけど)

 

 今回は「診療ガイドライン」のお話しです。

 

 昨今は様々な疾患のガイドラインが出版されています。以前から個人的な治療法を解説する、言わば”手引書”のようなものは出版されていましたが、個人の経験によるものが多く(これはこれで非常に大事ではありますが)、必ずしも正解(標準的な治療法)ではないという問題がありました。2000年ごろから日本全国、どこの医療機関を受診しても適切な(科学的根拠があり、誰が聞いてもある程度の同意が得られる)治療を受けることができるよう、各関係学会によるガイドラインの作成が進められています。

 

 どちらかといえばマイナーな疾患(?)である潰瘍性大腸炎とクローン病についても、比較的早い段階からガイドラインの作成が進められていました。

 

2006年 「エビデンスとコンセンサスを統合した潰瘍性大腸炎の診療ガイドライン」

厚生労働省難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班編

2010年 「クローン病診療ガイドライン」

日本消化器病学会編

2011年 「クローン病診療ガイドライン」」

厚生労働省難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班編

2016年 「炎症性腸疾患(IBD)診療ガイドライン2016」

日本消化器病学会編

2020年 「炎症性腸疾患(IBD)診療ガイドライン2020」

日本消化器病学会編

 

 

 IBDの治療は日々進歩、変化しています。特にこの10年は新しい薬や検査法が次々に出てきており、患者様に、より”普通の生活”を送っていただくことが可能になってきています(その分治療法はややこしくなっていますが…(^^;)

 基本的には治療する医療者向けの内容ですが、患者様ご自身も知っておいてもらいたいことも色々記載されています。今後、このブログで少しずつ紹介させていただく予定です。

 

表紙もオシャレになりました(主観ですけど)

 

 

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ