おなかブログ
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あんどう消化器内科IBDクリニックのブログです。
明けましておめでとうございます。書類に”2025年”と書くことにようやく慣れたと思ったら、もう2026年になりましたね…。先日さっそく間違えて2025年と書いてしまいました(5→6はごまかしやすくてよい)

皆さんは「打腱器」というものをご存知でしょうか?身体を叩いて反射の有無を診る、主に神経内科の先生が使う診察道具です。卒後すぐに所属した出身大学の医局は消化器内科と神経内科が一緒になっていたため、数か月間ですが神経内科の研修を受けていました。指導医の先生の診察を見学していた時、患者さんが診察室から出られた後、「これ(打腱器)があれば、MRI撮らなくてもどこが悪いか分かるんだよ、確認で一応は撮るけどね」と言っていたのを、「かっこいいな~」と思いながら見ていた ことをよく覚えています。それ以外に、循環器内科の先生が聴診器で心臓の音を聴いて病名を予想している姿も、あこがれを持って見ていました。

これです
消化器内科医と称するようになって四半世紀、振り返ってみても打腱器はもちろん聴診器もほとんど使うことはありません。自分にとって「打腱器」にあたるものは何かと考えたら、やはり「内視鏡」ということになります。「内視鏡」にできることは多岐にわたります。病気の発見や組織検査はもちろんのこと、早期がんの治療や潰瘍や憩室からの出血に対する止血術、総胆管結石に対する結石除去など、様々な用途に用いられます。病院に勤務して毎日のように内視鏡検査に携わっていると、「内視鏡でできないことはほとんどないんじゃないか?」とさえ思った頃もありました。
ただ、クリニックをするようになってから、ますます「内視鏡もただの道具にすぎないな」という思いが強くなっています(当たり前ですが)。あまり特別視してしまうと、検査をすること自体が目的になってしまいかねません(調子が悪いのに打腱器で叩いてもらうことや聴診器をあててもらうだけで満足して帰る、ってないですよね🤔)。聴診器とちがい、内視鏡はどこのクリニックにもあるわけではないため、やっているとどうしてもそれがメインのように見えてしまいますが、あくまで「診察のための道具」という感覚を忘れないようにしたいと、日々思っています。
ですが、ただの道具とは言え、受ける方にとってはハードルが高い検査なのは間違いありません。まったく苦痛なく検査ができる「ゴッドハンド」のドクターが検査をしたとしても、異物を体内に入れるというのは決して気持ちが良いものではありません。ましてや、私自身残念ながら「ゴッドハンド」でもありませんので、少しでも不快な思いを減らしていただけるように、検査だけではなく検査の前後も含め、可能な限り丁寧に丁寧にを意識して、ただの道具にすぎない内視鏡を上手に診療に生かしていきたいと思います。
というわけで、要するに新年の抱負でした😄 本年も宜しくお願い致します。
Right Now – Van Halen
私が洋楽を聴き始めたころ、アメリカのハードロックバンドであるVan Halenは圧倒的な人気を誇っていました。1991年に発売されたこの曲は、周囲の期待や状況に縛られて動けない人に向けて、「自分の人生は自分で動かすんだ、行動するのは“Right Now(今)”しかない」という強いメッセージが込められています。新しい年にぴったりな力強い一曲です💪