おなかブログ
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あんどう消化器内科IBDクリニックのブログです。
当院と同じく、潰瘍性大腸炎やクローン病などのIBD(炎症性腸疾患)を専門としているクリニックは意外と多くあります。その中でも特にIBDに特化した診療をしているクリニックとして有名なのが、大阪にある「インフュージョンクリニック」です(”インフュージョン”=”点滴”のことです)。
去る7月下旬に当院の看護師がインフュージョンクリニックへ見学に行かせていただきましたのでご報告させていただきます。
インフュージョンクリニック見学
7月23日、当院の夏休みを利用して、大阪にあるインフュージョンクリニックへ見学に行ってきました。
見学に参加したのは当院の看護師3名。
いつもお馴染みのメンバーです。
インフュージョンクリニックは、炎症性腸疾患とリウマチの先端医療を行う国内でも有名なクリニックです。当院も炎症性腸疾患(IBD)の患者さんが多く通院してくださっていますので、同じ専門クリニックとしての学びは大きいはず!!期待に胸を膨らませて行ってきました!
行ってみてまず驚いたのはその立地!大阪駅から徒歩で約5分とアクセスが良好でおしゃれなグランフロント大阪にありました。グランフロント大阪はたくさんの有名ショップが入っている商業施設でもありますので、女子三人はたくさんの誘惑に心奪われながら北館のエレベーターで9階へ。エレベーターを降りるとすぐ目の前にインフュージョンクリニックがありました!
自動ドアを開けるとすぐにアロマのいい香りが…。
3人とも緊張でガチガチだったのですが、いっぺんにリラックスした気分になりました。
受付の事務員さんが通してくださったお部屋は普段、カウンセリングなどに使用されているという素敵なお部屋。クリニックの雰囲気は高級エステのよう。受付や看護師さん達の雰囲気もまるでキャビンアテンダントさんのように丁寧な対応です。それだけでも学ぶことが多く、自分達の日頃の接遇や身のこなしなどを反省しつつ阪上看護師長さんにお話を伺いました。
インフュージョンクリニックには美容や心理カウンセリングなど自費診療の部門もあります。治療でステロイド剤などを使用している患者さんが多いのですが、そういった薬を使用されていると美容の施術を断られることが多いそうです。そこで、患者さんのニーズに答えられたということでした。
また、治療が長期に渡り、再燃と寛解を繰り返すことが多い疾患の方が多いので、精神的な支えとなればと心理カウンセリングもされているとのこと。患者さんのニーズにどこまでも答えようと柔軟に対応されている姿勢に驚きました。
クリニックの看護師にとって大切なことはなんですか?という私たちの素朴な疑問に、阪上師長さんは「医師は治療を提供されます。私たち看護師は患者さんの生活の相談に乗ることができます。生活の中で治療を継続していくために困られていることがないか、患者さんの言葉に耳を傾けていくことが重要ですね。」と話されていました。
私たちのクリニックと共通する部分が多いインフュージョンクリニック、良いところをどんどん見習って、もっともっと患者さんに満足してもらえるクリニックになりたいと強く感じた夏の1日となりました。
当日は予定があり私自身は参加できなかったのですが、そのおかげか、3人ともむしろのびのびと見学ができたようです。
お世話になりました、伊藤先生、阪上さん、スタッフの皆さん、ありがとうございました。
機会があれば今後も普段の活動をアップさせて頂きます。